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超穴場の絶景スポット!プエルトプリンセサ旅行のすすめ

プエルトプリンセサ 東南アジア

こんにちは。Namiraです。

皆さんフィリピン最後の秘境と呼ばれているパラワン島はご存じでしょうか?フィリピン人が口を揃えておすすめするパラワン島には一体どんな魅力があるのか?自分の目でその魅力を確かめてきました。

パラワン島の中ではエルニドが1番人気のリゾートなのですが、世界遺産巡りが旅の目的の1つである私はプエルトプリンセサに行ってきましたのでその内容をご紹介します。

パラワン島の基本情報

パラワン島の基本情報

【名称】パラワン島 Palawan Island
【州都】プエルト・プリンセサ
【公用語】タガログ語が第一言語だが英語も公用語
【民族】マレー系の他、パラワン族やバタック族など多数の先住民族
【宗教】キリスト教
【通貨】フィリピンペソ
【日本との時差】マイナス1時間

観光拠点となる2つの都市

プエルトプリンセサ

プエルトプリンセサはパラワン島最大の都市でパラワン島の南部に位置しています。プエルトプリンセサの魅力と言えばその近郊にある地下河川国立公園(アンダーグラウンドリバー)トゥバタハ岩礁自然公園の2つのユネスコ世界自然遺産です。

地下河川国立公園は世界最長の8.2kmにも及ぶ地下河川と、鍾乳洞内の固有の生態系が評価され1999年に世界自然遺産に登録されました。小舟で洞窟内を流れる地下河川を巡るツアーでは日本語の音声ガイドの貸し出しもあり、地下河川が形成された過程や自然保護の様子についても学ぶことができます。

トゥバタハ岩礁自然公園はパラワン島から南東へ約180km離れた場所にあり、東南アジア最大級のサンゴ礁が広がる海洋公園です。1993年にフィリピン初の世界自然遺産に登録されました。世界各国からダイバーが集まるトゥバタハ岩礁自然公園ですが、季節風の影響により行けるのは3月中旬~6月中旬のわずか3か月間だけなのでご注意を。

エルニド

Photo AC ii_tomoakiさんの作品

パラワン島と言えばエルニドをイメージする方も多いのではないでしょうか?エルニドは神が創造した最後の秘境と呼ばれており、大理石の島々とエメラルドグリーンの海、白い砂浜そして熱帯雨林の織り成すその風景が多くの人々を魅了しています。

50もの無人島からなるエルニドではアイランドホッピングが人気です。美しいラグーンやシュノーケリングスポットを巡ってその美しい島々を楽しみ尽くしましょう。

日本からのアクセス

2024年7月現在、パラワン島への直行便はありません。プエルトプリンセサ・エルニドどちらへ向かうにしてもマニラまたはセブでトランジットをする必要があります。

プエルトプリンセサ国際空港へはフィリピン航空、セブパシフィック航空、エアアジアなど各社が毎日数便運航しています。

エルニド空港はエアスイフトのみが就航しており、こちらも毎日数便運航しています。

ベストシーズン

パラワン島は熱帯モンスーン気候に属し、6月~10月の雨季と11月~5月の乾季に大きく二分されます。その中でも特に晴天率の高い2月~4月が最もおすすめです。なお、気温は年間を通してほとんど変動がなく、最高気温が32度前後、最低気温が25度前後です。

私が訪問した4月上旬は5日間滞在中毎日快晴でビーチやプールに行くのが気持ちいい天気でした。ちなみに私は下の写真のような服装にUVカットパーカーなどを羽織って過ごしていました。

プエルトプリンセサの見どころ

地下河川国立公園 (Underground River)

先に述べた通りプエルトプリンセサ近郊にある世界自然遺産です。地下河川国立公園へ入場するには事前にパーミッションが必要であったり、プエルトプリンセサ市街地から離れていたりするのでツアーに参加して向かうことをおすすめします。ホテルでもツアー申込ができましたが、Klookの方が安かったため私はKlookからツアーを予約しました。

トゥバタハ岩礁自然公園 (Tubbataha Reefs National Park)

こちらも前述した世界自然遺産です。日帰り不可能な距離にあるためダイビングクルーズでしか行けず、ダイビングのライセンスを持っていない私は残念ながら行くことができません。ネットで調べたところ1週間前後のツアーが多いようです。

トゥバタハ岩礁自然公園公式You Tubeより

ホンダベイ (Honda Bay)

ホンダベイ周辺にはいくつかのリゾートアイランドがあり、アイランドホッピングツアーが催行されています。色々な島を巡ってシュノーケリングをしたりフォトジェニックなスポットで写真を撮ったりすればパラワン島の美しい海をばっちり堪能できますよ!

私はこちらもKlookからツアー予約しました。地下河川国立公園もアイランドホッピングも環境料金が150PHP必要なのですが、一度支払えば5日間有効なのでどちらかのツアーに参加した際にツアーガイドさんに別のスポットでも使いたい旨を伝えておきましょう。私の場合同じツアー会社だったのでツアー会社の方でバウチャーを保管しておいてくれました。

筆者が実際に参加したツアーはこちら↓

Klook:ホンダベイ パラワンアイランドホッピング日帰りツアー

ベイカーズヒル (Baker’s Hill)

名前の通り丘の上にあるパン屋さんですが、現在はパン屋と言うより綺麗な公園になっています。元々はあまり期待せずに向かったのですが、色とりどりの花と不思議なオブジェがある庭園は写真を撮っていてとても楽しいスポットでした。また、こちらの売店ではホピアというスイーツが名物なのでお土産に買ってみてはいかが?※個包装ではないのでバラマキ土産には向きません。

ミトラズランチ (Mitra’s Ranch)

ベイカーズヒルの近くにある観光スポットでプエルトプリンセサの街を一望できる絶景スポットです。パラワン出身の政治家ミトラさんが所有している牧場で、乗馬体験やジップライン、アスレチックなどのアクティビティもできます(各150~250PHP程度)。邸宅の中も50PHPを支払えば見学可能です。

クロコダイルパーク(Palawan Wildlife Rescue and Conservation Center)

プエルトプリンセサ郊外にある施設で入場料は40PHPです。色々な種類、年齢のワニが飼育されており、ツアーガイドさんが英語で解説をしてくれます。また、ワニ以外にも様々な野生動物が園内で保護されている庭園もあるのでワニが特別好きという訳でなくても楽しめる施設です。ツアーの最後にはワニの赤ちゃんと60PHPで写真撮影できるスポットもあります。

サバンXジップライン (Sabang X Zipline)

サバンXジップラインは地下河川国立公園へ行くツアーの中に組み込まれているスポットで、海上を滑り降りるスリル満点なジップラインです(参加費550PHP)。動画を撮る際は機材を落とさないようネックストラップ等で保護してくださいね。また、ジップラインの開始地点までは険しい道を歩くことになるのでビーチサンダルは避けた方が無難です。

プラザクアテル (Plaza Cuartel)

プエルトプリンセサを訪れる日本人には必ず訪れてほしいスポットです。

第二次世界大戦中フィリピンは日本軍によって占領されていました。日本軍の戦況が危うくなってきた1944年、日本軍は米軍捕虜を生きたまま地下壕に入れてガソリンをかけ、手りゅう弾や松明を投げ入れて虐殺したのです。この痛ましい事件が起きたのがプラザクアテルです。

同じ日本人としてこの事件のことを全く知らなかった事を恥じると同時に、日本人である私に対しても優しく接してくれるパラワン島の人々への感謝とも感動とも分からない感情が沸き上がりました。ぜひプエルトプリンセサを訪れる際にはプラザクアテルに行き、日本とパラワン島の歴史について思いを馳せてみてください。

イマキュート・コンセプション大聖堂 (Immaculate Conception Cathedral)

プエルトプリンセサ市街地の中心にある大きな教会です。フィリピン人の9割はキリスト教徒ということもあり、地元の方が集まる憩いの場となっていました。プラザクアテルの隣にあるため合わせて観光しましょう。

シティベイウォーク (Puerto Princesa City Baywalk Park)

夕方から多くの屋台やレストランが立ち並ぶ、プエルトプリンセサのナイトスポットです。屋台ではフィリピンのご当地グルメが安く食べられるのでおすすめです。また、夕暮れ時の風景もとても綺麗なのでフォトスポットとしてもおすすめです。

パラワンヘリテージセンター (Palawan Heritage Center)

パラワン島の歴史を学ぶことができる施設です。入場料は50PHPで個別の英語ガイドが付いて展示内容を説明してくれます。展示の後半はアートが展示されており、ちょっとしたお土産の販売もありました。30分程度で回れる小さな施設なので空いた時間にぜひ行ってみてください。

MCAマーケットモール (MCA Market Mall)

空港の近くにあるローカルなお土産屋さんです。パラワン島の名産である真珠が格安で手に入るので女子へのバラマキ土産としておすすめです。ちなみに私は真珠のブレスレットを4つ購入して1200PHPでした。真珠製品以外にもTシャツやドライフルーツ、お菓子なども売っているので、ここに来ればお土産が揃うおすすめスポットです。

SMシティ (SM City Puerto Princesa)

綺麗でモダンなショッピングモールです。スーパーマーケットワトソンズ(ドラッグストア)、KULTURA(雑貨屋)などが入っておりお土産探しにぴったりです。その他カフェやフィリピン料理店、フィリピンの人気ファストフード店ジョリビーも入っているので食事場所としてもおすすめです。個人的にはトイレが綺麗なのが嬉しいポイントでした。

観光に必要な日数

2泊3日

地下河川国立公園のみ行きたいという場合は2泊3日でも観光可能ですが、アイランドホッピングや郊外の観光地へは行く時間が無いのであまりおすすめしません

3泊4日

私が実際に行った日程です。飛行機の時間にもよりますが、1日目の午前中に到着するまたは最終日の夕方の便で帰るならプエルトプリンセサの魅力を存分に堪能できる日程だと感じました。

過ごし方の1例
【1日目】午後に到着→ホテルのプールでのんびり→夕飯
【2日目】地下河川国立公園ツアー参加→終了後市内観光→ベイウォークで夕飯
【3日目】アイランドホッピングツアー参加→終了後ホテルでマッサージ→夕飯
【4日目】ホテルチェックアウト・荷物をフロントに預ける→ジープニーまたはトライシクルを使って郊外観光→市街地に戻りランチ→MCAマーケットモール・SMシティでお土産探し→ハロハロを食べながらのんびり→ホテルに戻り荷物ピックアップ→夕方の便で出発

4泊5日

1日目と最終日に観光する時間があまりないフライトなら3泊4日のプランとほぼ同じ内容で大丈夫かと思います。フライトに余裕があるならジンベイザメと触れ合えるツアーホタル鑑賞のツアーもあるので参加してみるといいと思います。

5泊以上できるなら

5泊以上できるのならエルニドにも足を伸ばしてみてはいかがでしょう?プエルトプリンセサからエルニドへは様々なツアー会社からバンが運行されており、片道約5~6時間程度です。

Klook:乗合or貸切送迎(プエルトプリンセサ⇔エルニド)

物価について

プエルトプリンセサの物価は日本に比べて非常に安いと感じました。参考として実際に私がプエルトプリンセサ旅行でかかった費用をご紹介します。

項目金額備考
飛行機代¥63,850TPE-MNL-PPS
宿泊費¥16,115ツインルーム, 3泊, 朝食付き, 2人で割り勘後の金額
食費¥6,994ツアー中の昼食代は含まず
交通費¥1,428トライシクル, モルティカ
観光費¥22,018各種ツアー, 入場料, マッサージ代
お土産¥8,925マグネット, Tシャツ, 真珠のブレスレットなど
その他¥1,910ランドリー代, チップ代
¥121.240
1PHP=2.69円として計算

当日はフィリピン人の友人と一緒に宿泊したので宿泊費は割り勘後の金額で計算しています。飛行機代と宿泊費、お土産代を除けば現地で使った金額は3万円程度でしたので3泊4日の旅行にしてはかなり安上がりではないでしょうか。

クレジットカードは使えるのか

プエルトプリンセサではクレジットカードを受け付けていないお店が多いです。私自身、滞在中現金しか使いませんでした。クレジットカードが使えるのはSMシティや一部のレストランのみなので現金は事前に両替しておきましょう。私は空港のATMでキャッシングをしました。

宿泊費

プエルトプリンセサは五つ星ホテルでも1泊2万円程度から宿泊可能で、フィリピン内の他のリゾート地に比べて宿泊費はやや安い傾向にあります。

私はベストウェスタン プラス ザ アイビーウォール ホテル (Best Western Plus The Ivywall Hotel)という四つ星ホテルに宿泊しました。1泊1万円で無料朝食付き、館内にはプールやフィットネス、マッサージが入っているのでかなりコスパが良いホテルだと思います。部屋も毎日清潔に保たれており、シャワーやトイレなどの水回りも問題なしでした。

Agodaで料金を調べる

食費

食費も日本よりかなり安めだと思います。屋台か環境客向けレストランかで金額の開きがあり、屋台であれば1食100PHP~200PHPでお腹いっぱいになりました。観光客向けレストランに行った際は400PHP~600PHP程度(お酒を飲む場合はもっとかかると思います)かかりましたがその分食事のクオリティも高かったです。

個人的にはKalui Seafood Restaurantが工夫を凝らしたフィリピン料理が食べられる上に古民家を改装したような雰囲気の店内がとても気に入りました。

交通費

プエルトプリンセサでの基本的な交通手段はトライシクルまたはジープニー(現地の方はモルティカとも言う)になります。トライシクルはいわゆるトゥクトゥクのような三輪車で、観光客の主な足になります。運賃は基本的に運転手との交渉によって決まるのですが、空港からホテルまで250PHP、ベイウォークからホテルまで100PHP、クロコダイルパークからミトラズランチまでは120PHPと場所や運転手によって差が大きい印象でした。

ジープニーはフィリピンの乗り合いバスのようなもので、現地の方にとって一般的な交通手段です。車体毎に決まった区間を往復しており、トライシクルよりも格安で移動することができます。私が利用した際はプエルトプリンセサ市内の移動で10PHP、市内からクロコダイルパークへもたったの26PHPでした。ただし、ぱっと見でどこ行きかが分かりにくい・時刻表がない・運転手に行き先や運賃を確認しなければならないなど日本人観光客だけでは乗るハードルが高いとも言えます。

観光費

ツアー代や各種入場料は各項目に記載またはURLを貼っているのでそちらをご覧ください。その他にラッシュガード購入に550PHP、マリンシューズとシュノーケリングマスクレンタルに400PHP、マッサージ1時間に600PHPかかりました。

チップについて

フィリピン人の友人に聞いたところチップは不要とのことでしたので、ホテルやツアーガイド、レストランなどでチップを支払うことはありませんでしたし要求されることもありませんでした。唯一ホテルのマッサージではわざわざ部屋に来て施術をしてくれたので気持ち程度で20PHP渡しました。

治安や衛生面の心配は?

治安について

フィリピンは治安が悪いというイメージが強いかもしれませんが、プエルトプリンセサはとても治安が良いと感じました。プエルトプリンセサは観光資源が多い一方で田舎特有ののんびりした雰囲気のある街なのでスリや強盗、性犯罪等のリスクはとても低いのです。

アイランドホッピング中にツアー客みんなが貴重品の入ったカバンをベンチに放ってアクティビティを楽しんでいたことには流石に驚きました(笑)。ちなみに私はカメラも持っていて不安だったのでワイヤーロックでちょっとした安全対策はしました。

衛生面について

道端にゴミが落ちているような事は少なく、市街地の観光客向けレストランもとても綺麗で衛生面も概ね問題ないと感じました。

ただ、1点困ったのは公共トイレには便座が付いてないんです…。形状は洋式トイレのそれなのに便座が無いので、中腰で頑張るor滑らないよう気をつけながら便器の縁に足を置いてしゃがんで用を足す必要があります。快適にトイレを使いたい場合はホテルかSMシティの中のトイレを使いましょう。

プエルトプリンセサはこんな人におすすめ!

今回はフィリピンのパラワン島の州都、プエルトプリンセサについてご紹介しました。プエルトプリンセサはこんな方におすすめです!

  • 手付かずの大自然を体感したい方
  • お手頃価格でビーチリゾートを楽しみたい方
  • 都会の喧騒から離れてのんびりしたい方
  • 日本人にはあまり知られていない秘境に行きたい方

それでは今回はここまでです。この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

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