こんにちはNamiraです。今回は台湾在住かつ連休はほぼ毎回海外旅行へ行っている私が桃園国際空港の使い方についてご紹介させていただきます。
今回は入国編(第1ターミナル・第2ターミナル共通)です。出国編はこちら。
空港到着前の準備
台湾の入国要件をチェック
この記事を読む段階の皆さんはご心配ないかと思いますが、念のため台湾に入国可能な要件を確認しておきましょう。
2024年7月7日現在、台湾へビザなしで入国可能な要件は以下の通りです。(参考:台湾観光局HP)
- 滞在期間が90日以内であること。
- パスポートの有効期限が滞在予定日数以上あること。
- 台湾から出国するためのチケットを持っていること。
特に3番目の台湾出国のチケットはチェックイン時や入国審査時に確認されるのですぐに提示できる状態にしておきましょう。
入国カードを記入する(オンライン申請がおすすめ)
台湾に入国するためには入国カードの提出が必要です。入国カードは飛行機内で配られ、入国審査時にパスポートと一緒に審査官に渡します。
ここで私がおすすめしたいのが入国カードのオンライン申請です。搭乗前に入力しておけば飛行機内でペンを探したり不安定なテーブルでカードに記入する手間から解放される上、入国審査にかかる時間も短縮されます。
オンライン申請はこちらから→中華民国内政部移民署(電子入国オンライン登録)
空港到着後~入国
飛行機を降りて識別カード(識別卡)をもらう
飛行機を降りたら係員が「識別卡」と書かれたカードを配っているので1人1枚受け取ってください。
桃園空港ではアフリカ豚コレラ対策のために高リスク地域からの乗客に対して手荷物のX線検査をしています。日本発の乗客はこの検査が免除されるのでそのための識別カードです。
「有識別卡」と書かれたレーンを通ってカードを返却する
動植物防疫檢疫署桃園分署Facebook
「入境檢查」の案内に沿って歩いて行く途中に動植物検疫所があります。赤色の「無識別卡」と緑色の「有識別卡」の2種類の通路がありますが、緑色の通路を進んでください。
識別カードを途中にある返却ボックスに入れればOKです。
入国審査
引き続き「入境檢查」の案内に沿って歩いていくと入国審査エリアに到着するので「持非中華國民國護照旅客」(第2ターミナルの場合は「大陸/港澳/外國人」)と書かれた列に並んでください。第2ターミナルの場合はフライト数が少ないのでそこまで並ぶ時間はかかりませんが、第1ターミナルは到着便が多いので土日や台湾の祝日に被ると1時間程度並ぶこともあるので気長に待ちましょう。
入国審査官に「你好」と挨拶しながらパスポートと入国カード(オンライン申請の場合は不要)を渡しましょう。滞在日数や目的などの質問に回答し、指紋と顔写真の登録、パスポートに入国スタンプを押してもらったら完了です。
ちなみに台湾の居留証を持っていてe-gateの登録をしていれば日本人でも自動カウンターが利用可能です。
荷物受け取り・税関
電光掲示板で手荷物受取の番号を確認し、対応した番号のターンテーブルへ向かい荷物を受け取ってください。
持ち込み手荷物に免税範囲を超えた物品がない場合は「免申報檯(Nothing to Declare)」と書かれた緑のカウンターから制限エリア外に出てください。税関申告をする必要がある場合は「應申報檯(Goods to Declare)」と書かれた赤色のカウンターで申告書類に記入、関税の支払いをしてください。
ちなみに私はビール・ワインを2L程度持ち込むために税関申告をしたことがありますが、関税はたったの31NTDでした。
なお、免税範囲は以下の通りです。
https://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003063
- 現金、有価証券、金:米ドル10,000ドル以内、台湾元100,000元以内、人民元20,000以内、金20,000米ドル以下の価値まで。
- 物品:総額で台湾元20,000元までの物品。
- 酒:1リットル以内。
- タバコ:紙巻タバコ200本以内、葉巻25本以内、刻みタバコ1ポンド(454g)以内。
空港でやっておくと良いこと
SIMカードを購入
到着フロアすぐにSIMカード売り場があります。第1ターミナルの場合は到着ゲートを出て右手、第2ターミナルの場合は到着ゲートを出て左手です。詳しくは桃園国際空港のHPでマップを確認してください。
台湾の通信業者は中華電信、台湾大哥大、遠傳電信の3種類のみですが、最もシェアの高い中華電信を選んでおけば間違いはありません。
ちなみに台湾のSIMカードはデータ量無制限なのでストレスフリーにネットが使えますよ。
両替
台湾は法律上の制約により銀行、観光ホテル、百貨店、一部の政府公認の商店などの限られた場所でしか両替ができないので、他のアジア諸国のように気軽に街中で両替ができません。また、街中での両替は空港よりレートが悪いことが多いので、空港で台湾滞在中に必要な額を両替しておきましょう。
空港内で両替するのにおすすめなのは兆豐国際商業銀行の自動両替機です。有人の銀行カウンターは手数料が30NTDかかるのに対して自動両替機は手数料無料かつ空いていることが多いです。第1ターミナルの場合は上述した通信業者の対面、第2ターミナルの場合はエスカレーターの隣にあります。
空港から各地へのアクセス
台湾に入国できたらいよいよ観光開始ですね。桃園空港から各地へのアクセス方法を軽く解説します。
台北へ向かう場合
おそらくほとんどの方が台北方面に滞在されると思いますが、桃園空港MRTかタクシーのどちらかを使用することになります。一応バスもありますが観光客が利用することはほとんどないと思いますので今回は割愛させていただきます。
桃園空港MRT
到着ゲートを出て出口方面に向かうと「捷運/轉乗高鐵」という看板がすぐに見つかります。その看板に沿って地下2階に向かえばMRTの駅です。
桃園空港第1ターミナルから台北まで快速(直達車)で37分、普通車で49分で到着します。第2ターミナル発の場合はともにプラス2分です。運賃は150NTDです。
桃園空港MRTに乗る方法には券売機でトークンを購入、交通カード、クレジットカードのタッチ決済の3種類があります。旅行中にたくさん使用することになると思うので、悠遊卡(Easy Card)を購入するのをおすすめします。空港内のコンビニに行けばかわいいデザインのものが売っているのでお気に入りのデザインを探してみてはいかがでしょう。
タクシー
時間に余裕のない方や人数が多い方はタクシーという手段もあります。交通状況や宿泊場所にもよりますが所要時間1時間弱程度で料金は1500NTD前後です。
到着フロアに「計程車乗車方向」と書かれた出口があるので外に出ましょう。外に出るとスタッフが行き先を質問してきますのでスマホでホテルの住所を示せば大丈夫です。
なお、支払いは現金のみのことが多いので事前に空港で両替をしておきましょう。
南部へ向かう場合
台中や台南、高雄など台湾南部へ向かう場合は桃園空港MRTから高速鉄道HSRに乗り換える必要があります。
まずは桃園空港MRTで老街溪行きに乗り、高鐵桃園駅で下車しましょう。改札を出たら左に曲がり、「高鐵」の表示に従って高鐵の駅に向かってください。
高鐵のチケットは当日券売機で購入してもいいですし、KKdayなどのサイトから割引チケットを事前に購入しておくのもおすすめです。
最後に
今回は桃園空港第1ターミナルと第2ターミナルを分けずに一つの入国編として解説させていただきました。入国の流れはどちらのターミナルでも同じなのでこちらの記事が参考になれば幸いです。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
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